グルンドフォス SQ/SQE 保護機能:渇水防止
SQ/SQEに内蔵された渇水防止機能が、設置業者と住宅所有者の双方にもたらす多くの利点について学びましょう。
グルンドフォスSQ/SQE水中ポンプの製品群には 3つの独自の機能が搭載されています。
この動画では、 渇水防止機能に焦点を当てます。
この機能を説明するために、 SQ/SQEポンプと 従来の4インチ水中ポンプを比較してみましょう。
まずは、なぜ渇水が発生するのか、その理由について考えてみましょう。
井戸の静水位は、 雨量とその地域でどの程度の水が汲み上げられているかに応じて上下します。
井戸のポンプのスイッチをオンにすると、 ポンプ吸込口に向かって水が引き込まれ、 円錐形の水位変動域が形成されます。
静水位が低すぎる場合 またはポンプ容量が限界揚水量を超えた場合、 水位変動域によって、井戸の水位はポンプ吸込口の位置より下になります。
つまり、ポンプは水なしで作動するということになります。
従来の4インチポンプには、このような渇水の発生状況を検出する方法がありません。
ポンプはモータを冷却し、 ポンプのベアリング潤滑のために重要な 水流がないまま作動し続けます。
その結果、ベアリングの重大な摩耗や、 著しい過熱の危険性が発生します。
モータに過熱保護装置が内蔵されている場合、 いったん一定のモータ温度が検出されるとポンプがシャットダウンします。
しかし、モータが冷却すると、 自動的に再起動し、有害な渇水のパターンを繰り返してしまいます。
渇水が短期的に発生した場合でさえ、ポンプ性能が低下して、 耐用年限が短くなります。
この状態が長期間続くと 部品の摩耗によって、ポンプが完全に故障してしまうことがあります。
通常の4インチポンプの場合、渇水防止機能には追加の機器が必要です。
SQ/SQEの製品群では、この機能が組み込まれています。
では、その作動方法をご覧ください。
井戸の水位が吸込口の位置以下に下がった場合、 モータの消費電力は大幅に低下し、
揚水されせん。
この操作の変化は、 内蔵された周波数変換器によってすぐに検出されます。
これによって故障が発生する前にモータが停止します。
5分後、ポンプは自動的に操作を再開します。
しかし、水がまだ戻っていない場合、 ポンプはわずか5秒後に動作を停止します。
このパターンは、 水が吸込口のレベルを超えて上昇するまで、繰り返されます。
ポンプ寿命と性能は、 この非常に短期間の渇水の後でも変わりません。
水位が吸込口より上の位置になると、 ポンプが再始動して、通常どおりに作動します。
SQ/SQEポンプにとっての渇水防止の利点は非常に明白です。
設置業者は、長期間の渇水によるポンプの損傷に起因するコストや、 時間のかかる故障サービスの呼び出しをせずに済みます。
住宅所有者は 装置自体を保護し何年間も信頼性が高い状態で作動するポンプがあれば、 井戸でポンプが利用できるときはいつでも、水を入手することができます。