これまで見てきたように 冷却はあらゆる工業生産において重要なプロセスであり 冷却塔は大半の工業施設に設置されています。

冷却アプリケーションが中断なく稼働することは すべての生産施設にとって重要です。 このモジュールでは 冷却塔の運転において補給水と再循環水が 適切に処理されることがいかに重要であるかを確認し 水処理プロセスを最適化するために使用できる インテリジェントなソリューションについて見ていきます。

適切に処理されていない水は、冷却システムに問題を引き起こします。 例えば、バイオフィルムの増殖、スケーリング、腐食、スラッジの堆積 レジオネラ菌に関連する健康リスクなどです。 これらの課題は冷却効率を低下させ、設備の劣化や 健康被害、予期せぬダウンタイムにつながる可能性があります。

ではこれらの課題のいくつかをさらに詳しく見てみましょう 微生物による汚染は、配管や熱交換器や冷却システムの部品に バイオフィルムを発生させ、 冷却塔の能力を低下させるだけでなく エネルギー消費量を増加させます。 2つ目の課題は、塩濃度の上昇です。

これは伝導率レベルを適切に監視・制御しないと発生します。 そしてそれは腐食とスケーリングにつながり、 エネルギー消費量とサービスコストを増加させます。 3つ目は、冷却塔内で使用される化学薬品の扱いについてです。 適切な量を投与できないことは 過剰投与や過少投与による問題を引き起こす可能性があります。

冷却塔の補水源として水の再利用を目指す企業が増えれば こうした課題が増加することが予想されます。 グルンドフォスは、冷却塔の補給水と再循環水を処理するための スマートなソリューションを数多く提供しています。 1つ目は測定・制御機器です 冷却塔アプリケーションでは、温度、pH、導電率、 OPRなどの様々な品質パラメータを 定期的に監視する必要があります 処理の結果を表示し 処理の結果を制御することも必要です また測定が規則や規制に準拠しているかどうかを 文書化することも必要です 次は、グルンドフォスの精密な定量ポンプです。

必要な量の化学薬品をプロセスに正確に注入します。 自動流量調整機能を搭載したスマートデジタル定量ポンプは 冷却塔アプリケーションでの正確な薬注だけでなく 薬注の状態を監視することができます。 これにより消毒、防錆剤注入、pH制御などの 薬液注入プロセスの完全な制御が保証されます。

この薬注ポンプをグルンドフォスの スマートデジタル化学検査セット(SDCS)に接続すると オペレータが薬注を安全かつ確実に 管理、監視、制御することができます。 例えば、潜在的に危険な化学薬品同士の混合を避けることができます。

また、何がプロセスに投与されたかを表示することで 規制を遵守していることを文書化して証明できます。 最後に、インテリジェントなシステム設定とソリューションにより 様々なコンポーネントが互いに接続され 共通の言語を使用して、プロセスを最適化できます。

これは全て、グルンドフォスiSOLUTIONSの元で処理され、 将来的にはアプローチやシステム全体を 異なる方法で管理する必要性についても検討できます。