事例:ニューヨークのホテル

ライフサイクルコスト分析がいかに経費節減を可能にするのか実例を見てみましょう。

ニューヨークで 23年間営業しているホテルは、エネルギー節約のため空調システムを改装しました。
3 方弁制御から 2 方弁制御に変更することで、システム全体が一定流量から可変流量に変更され、エネルギー節約が可能となりました。

4種類のライフサイクルコストによる、それぞれのソリューションを見ていきましょう。

最初のソリューションは、定流量と定速度のポンプ1基が装備された従来式の改装前のシステムです。
2 番目のソリューションは、可変流量と定速度のポンプが備わったポンプ一基のシステムです。
「3 番目のソリューションは、可変流量と可変速度ポンプが備わったポンプ一基のシステムで、この場合、ポンプは推定比例差圧制御になっています。」
「第 4 のソリューションは、可変流量と可変速度ポンプが備わったポンプ２基のシステムで、この場合、ポンプは実際のシステム抵抗に準拠した比例差圧制御になっています。」

4つの合計費用による4つのソリューションを見ていきましょう。

最初のソリューションは、定流量と定速度のポンプ1基が装備された従来式の改装前のシステムです。
2 番目のソリューションは、可変流量と定速度のポンプが備わったポンプ一基のシステムです。
「3 番目のソリューションは、可変流量と可変速度ポンプが備わったポンプ一基のシステムで、この場合、ポンプは推定比例差圧制御になっています。」
「第 4 のソリューションは、可変流量と可変速度ポンプが備わったポンプ２基のシステムで、この場合、ポンプは実際のシステム抵抗に準拠した比例差圧制御になっています。」

このように、システムの総費用は20年間でかなりの相違が見られます。
総費用に対する初期費用に注目ください。

最も経費がかかるシステムは、定流量と定速度のポンプが装備された従来式システムのシステム1です。最も経済的なシステムは、可変流量と可変速度ポンプが装備されたポンプ２基のシステムであるシステム4です。ただし、初期費用は最も高価なシステムです。

システム 4 の高価な初期費用の回収期間は？この場合は、1年未満となります。平均では、可変速度ポンプシステムの回収期間は1から2 年です。それ以降は、長きにわたり経費を節約し、環境を保護することができます。