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グルンドフォスが水ソリューション企業として世界で初めてSBTi認証を取得

科学に基づく目標イニシアチブ(Science-Based Targets initiative)が、グルンドフォスの最も重要な気候変動への取り組みである 2030 年および 2050 年の目標を認証

2022年11月10日 デンマーク ビェリングブロにて :
先進的なポンプソリューションと水技術の世界的リーダーであるグルンドフォスは、企業が科学に基づいた温室効果ガス(GHG)排出削減目標を設定することを可能にする気候変動対策組織、Science-Based Targets initiative (SBTi) から、長期目標2050年ネットゼロ目標の認証を受けた水ソリューション部門初の組織となりました[1]。同時に、短期的な2030年排出削減目標もSBTiによって認証されました。

グルンドフォスのグループ社長兼CEO、ポール・デュー・イェンセンは以下をコメントしています
「本日、グルンドフォスのサステナビリティの旅路において、最も重要な長期的気候変動へのコミットメントを発表します。グルンドフォスのサービスやソリューションは、水だけでなく、エネルギーの節約、水の節約、循環型ビジネス、水へのアクセスといったサステナビリティの目標にも及んでいます。

リーディングポンプメーカーおよびウォーターソリューションプロバイダーとして、当社は製品を製造時に排出される二酸化炭素だけでなく、製品の使用時に消費されるエネルギーにも責任を負うことを約束します。グルンドフォスが、人々、企業、そして地球にとってより良い世界を勇敢に追求し、業界をリードしていることを大変誇りに思います。」

 

グルンドフォスは、お客様がエネルギーを節約できるようにする一方で、ネットゼロの未来への変革を加速させることを目指しています。ネットゼロの目標達成には、大幅な技術革新への取り組みと、当社の事業およびバリューチェーン全体にわたる、深く協調的な脱炭素化への取り組みが必要です。

長期目標であるネットゼロの達成に向けて、SBTiはグルンドフォスの短期的なCO2排出削減目標も認証しました。グルンドフォスは、2030年までにスコープ1とスコープ2のGHG排出量を2020年を基準として50%削減し、スコープ3のGHG排出量を25%削減することを約束しています。

グルンドフォスのGHG排出は、エンドユーザーによる当社製品の使用時に最も多く発生します。当社のGHG総排出量の99%を占めるこの排出に対し、当社はバリューチェーン全体で間接的に責任を負うとしています。そのため当社は、世界最高クラスのエネルギー効率と、デジタル対応の製品ラインアップを提供することで、スコープ3排出量の削減を約束し、増え続ける気候変動課題への取り組みに、大きな変化をもたらすことができると考えています。

グルンドフォスの科学に基づく目標とカーボンフットプリントの基準値は、世界的な気候コンサルタント会社である Carbon Trust 社とのパートナーシップにより設定されました。 Carbon Trust 社のアドバイザリー担当マネージング・ディレクターである Hugh Jones 氏は、「グルンドフォスの科学に基づく目標設定をサポートできたことを誇りに思います。これは、グルンドフォスの持続可能性の旅路における重要なマイルストーンであり、脱炭素の未来に向けた幅広い水分野の行動に積極的に貢献するものです」と述べています。


グルンドフォスについて
グルンドフォスは、世界の水と気候の課題に対するソリューションを開拓し、人々の生活の質の向上に貢献しています。当社の新しいブランドプロミスは、水の流れを尊重し、守り、前進させることを約束し、このコミットメントを再確認し、強化するものです。世界的なポンプおよび水ソリューション企業として、当社は、井戸・水道、水処理、インダストリー、ビル設を含む幅広い用途向けに、エネルギーおよび水効率の高いソリューションとシステムの専門知識を提供しています。詳細はこちら:grundfos.com/jp

Carbon Trust 社について
Carbon Trust 社は、脱炭素の未来への移行を加速させることを使命とする世界的な気候コンサルタント会社です。Carbon Trust 社は20年以上にわたって気候変動に対する先駆者として、企業、政府、金融機関とパートナーシップを結び、真の変革を推進してきました。戦略的な炭素削減計画や目標設定から、保証、活性化、コミュニケーションに至るまで、野心をインパクトに変えます。現在までに、全世界で400名のエキスパートが3,000を超える組織の気候変動対策計画をサポートし、200を超える科学に基づく目標を設定し、5大陸の都市をネット・ゼロへと導いてきました。

 

[1] 2022年11月9日現在、Science-Based Targetsイニシアチブの目標ダッシュボードに掲載された数値